TOUN Runner Gray

屈曲性の高いボロネーゼ製法

革靴に用いられるボロネーゼ製法を採用しています。イタリアのボローニャで生まれた靴の製法で、足を包み込むようなフィット感と柔軟性が特徴です。

2層構造のインソールで安定感とクッション性を両立

2種類のクッションを組み合わせていることで柔らかすぎず硬すぎない、安定したクッション性を実現しています。ブルーのベース材はエラストマーという高反発のクッション材を、表面側には沈み込みのあるウレタンスポンジを用いています。表面生地は、スエード調の生地でふんわりとした足あたりとなっています。

クッション性と摩耗耐性を持ち合わせたローテクソール

Runnerのソールは、材料と材料を貼り合わせて削り出す方法で作られています。アナログな製法ですが、この方法のおかげで接地面は摩耗に優れた合成ゴムを、ミッドソールにはクッション性のある柔らかいEVAスポンジを用いることができます。

ホールド感は、タイトな木型で

木型というのは靴の形を決める原型のことです。人間工学に基づいて、履き続けても疲れにくい、オリジナルの木型を作りました。フィッティングで重要な「しっかり足を甲で止めること」に重きをおいた木型です。

国産牛革スエード

Runnerに採用している革は、しっかりした厚みとコシのある牛革スエードです。丈夫で肌触りがよく、つま先や踵など擦れやすい部分や紐のテンションがかかる羽根部分に使用しています。

国産キャンバス生地、富士金梅

アッパーのボディには、富士金梅という国産のキャンバス生地を使用。コットン100％で風合いもありながら、目の詰まった生地目なのですっきりとした印象に仕上がります。

実績あるライニング素材 キャンブレル

裏地として採用したのは、キャンブレルというライニング素材。イギリスのICI社が開発した不織布の素材で、吸湿速乾性・耐摩耗性に優れています。世界中で使われている高機能素材です。

靴の背骨、スチールシャンク

シャンクは、アッパーとソールの間に入っているスチール製の細長いプレートです。靴が間違った方向に反らないよう、陰ながら支えてくれています。実はスニーカーには入っていないものが多く、その違いを体感することは少ないのですが、TOUNはシャンクという革靴ならではの部材を活かすことによって、安定性を高めています。

もし壊れてしまったら、修理のご依頼を

アッパーとソールを丁寧に剥がすことで、新しいソールと交換が可能です。足を包み込むような柔らかい履き心地はそのままに、もう一度TOUNを生まれ変わらせることができます。
※シューズの状態によっては、交換が難しい場合もございます。また、交換は1,2回ほど可能です。

オリエンタルシューズのファクトリーには、リペアに必要なソールなどの材料が常にストックされてます。作り手による純正のリペア（修理）ですので、品質も安心していただけます。リペアのお申し込みはオンラインストアのお問合せフォームからお受付しています。

Runner

クラシックなランニングタイプのTOUN、より軽快に歩行をしやすくしたモデル。

デザインは競技用シューズを手本としたモデル「Seven」から派生しました。ワイドに張り出したソールはしっかりと地面を捉えるためのディティールです。素朴な素材使いでどこかノスタルジックな印象です。